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2016-01-20

市販のカラー剤ってどーなの?

こんにちは、としみです!

寒い日が続きますがいかがお過ごしですか?

先日お客様が
「市販のカラー剤と美容室のカラー剤って何が違うの?」
とおっしゃっていて
考えてみればお客様はそういう事知らないよなーっと思ったので
今日は”簡単”に説明してみます!

まずはみなさん
市販のカラー剤は使った事はありますか??
ある方はわかると思うんですが
だいたいの商品が箱を開けると1剤と2剤と手袋と説明書が入ってると思います。
今日は手袋と説明書は置いといて、薬の話。

おおまかな説明だと
1剤は色の薬
2剤は髪を明るくして1剤の色を髪の内部に入れる薬
になるんですが…

まず1剤!!
1剤の種類として2種類に分類されます。
主に市販はモノエタノールアミン系、美容室はアンモニア系を使用しています。
これだけ聞くと
???????
と思いますが、
このモノエタノールアミンがちょっとくせ者で…
あんまり臭わない代わりに、髪のダメージになるアルカリを内部に残しやすくなってしまうんです。
それに比べてアンモニア系は臭いです。(最近では臭いを抑えたものも増えたみたいです)代わりに揮発性が優れているのでアルカリを外に出してくれます。

次に2剤!!
2剤の成分は過酸化水素水が主な成分なんですが…
過酸化水素水は髪のベースを明るくする効果と色を入れる効果になります。
そんな過酸化水素水が美容室では1剤の比率に対して基本は1:1の割合で配合されるんですが、市販のカラー剤だと1:3!!
物によっては1:5!!!
いっぱい入ってるみたいです!!

なぜ??と思いますよね??

それはどんな髪の人でも染まらないと商品にならないからです…
更に美容室では過酸化水素水の濃度をダメージレベルに合わせて、調整するんですが(うちのお店は1剤もダメージレベルに合わせて調整します)、市販のカラー剤は箱を開けたらワンセットのみ。
なので新生毛もダメージ毛もその強い薬でワンタッチ!!

なのでダメージが出やすくなってしまうんです…
美容師としては…やって欲しくないです…本当は…

が!!!

しかし家でできたり、コストパフォーマンスがいいのも事実です。
なので
どーーーーーーーーーーーしても美容室に行けない!!
という方はTPOに合わせて市販のカラー剤も、使ってください。
その代わり髪にいいシャンプーとトリートメントは絶対使ってほしいのと
美容室に来た時はしっかりケアをしてくださいね!!!

めずらしく美容師らしいブログでした♪
次回は何をはなしましょーかねー??


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